ブレーキ
最近のブレーキチューンに迫ります。本当は計算して実際にテストして投入がホントなんです。
テストして良ければOKじゃ無いんです。
車両のブレーキ力は4つのタイヤと路面の擦れる摩擦力の合計となります。
摩擦力は摩擦係数とタイヤを上から押し付ける力で決定されます。
摩擦係数はタイヤの性能と路面で決定されますので、喰うタイヤはブレーキが効きますし、喰わない路面ではブレーキが効きません。
ブレーキ力は各タイヤが発生し、車全体を停める様に作用する物です。これを、車輌にかかる力→重心にかかる力と言い方を変えていきます。
ブレーキ力によって前後荷重が変化するのは御存知だと思いますが、影響する要素は何か?
左図は重心に作用した力が三角の下端のタイヤにおよぼす影響を示した図です。頂点を押す事でA点が沈みB点が浮き上がります。
押す力を一定(減速力)とすると、三角の頂点の高さや底辺の長さの違いでA、B点の力の大きさが変わる事が判ると思います。
実車に当てはめると、重心高さやホイールベースに当たるわけです。この2つの要素は車輌によっても、仕様によっても変わってしまいます。
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