ミニ走行会にお手軽な車両を紹介します。 トヨタMR2(SW20)です。 短いホイールベースがミニコースにマッチします。 重量は1250kg位で軽くは有りませんが重たく無いので○です。 ボディ剛性は高くないですが、我慢できる程度です。 トラクション性能が高いのが二重丸です。 エンジンは3SGTでマフラー、吸気を触って300PSです。 必ず3期型以降(93/10以降)のモデルを選ぶ事… 脚周りは2期型より違いますがエンジンは3期型からです。 エンジンは吸排気を触る事で、ブーストが上がり300ps位になります。 これに伴い、クラッチをシングルの強化にしましょう。(ゼロヨンでなければ、シングルで十分) SWの場合クラッチ交換のついでにLSDを投入しましょう。(工賃節約) 脚周りは予算の都合もありますが、最低でもスプリングレートの変更がし易い車高調整タイプを… 2速のコーナーが多い場合は、リアスタビを初期型NA用に変更します。(これ、要です) バネレートはF4R8、F5R9、少しリアが固めの設定にします。(SWはリアの重心位置が高いので) |
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この状態(標準値)でコースインさせます。 リアが流れても、細いスタビのお陰で、止まるはずです。トラクションは基本性能のお陰で前に出ます。 前後のバネレート、ARBのバランス共に問題は無い様です。 フロントタイヤに明らかなキャンバーの少ない兆候が見えてましたので、改善を行います。 |
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前後のキャンバーを増やします。 フロントのトーはキャンバーを増やした分だけ、増やします。(アクセルオフ時の回頭性を意識して、バンプインするので意識的に…) フロントのキャンバーを増やしたため、ステアの切り出しが鈍感になりましたが限界グリップ向上の為に目をつむります。 これで、全体的にタイムアップが見込めます。 が、リアの動きがトリッキーになってきました。ターンインでのリアの横荷重をステアでコントロールでき無いのです。 そこで、フロント減衰を上げます。(バンプ時の減衰アップにより、ステアレスポンスのアップが目的) それと共にリアのキャンバーを小さく変更します。キャンバーを小さくする事で流れ出しを穏やかにすると共に、リアの横荷重のレスポンスアップを狙い、ドライバーに分かり易くして、コントロールできる用にします。 今回は、この様な対応をしましたが、この状況なら、ロールセンターアダプターを前後に入れてレスポンスを上げたかった方が…部品が無かったので… ねらいは良かったのですが、リアが抜重するターンインでは、スピンし易かったです。(キャンバーが足りて無いため) もう一つの方法ではリアのトレッドを狭くしても良かったと思います。普段8ミリ位を入れておいて、こんな時に抜くというのも… |
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今回の最終データです。 エンジン的には問題が無いので脚周りに集中できますし、アライメントでガラリと変わるのがお分かりいただけると思います。 お手軽な走行会仕様です。 ダンパーに頼らずとも、そこそこ遊べます。基本的に喰う車だからであって、基本が喰わない車はダンパーに頼った方が良いです。 (変えれば別物は当たり前です) |
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ちなみに、他車比較で、 シルビア系で300psにするのに60万円位、クラッチLSDタイヤ&脚周りで40万円強で100万円コース これで、いかにリーズナブルかお分かりでしょうか。結構、戦えます。 本当はブッシュ類もやりたいとこですが、今回の路線は「リーズナブル」ということで… |
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